東京都中央区の第二種金融商品取引業「スプレマシーアセットパートナーズ」が営業停止 証券取引等監視委員会が行政処分を勧告

東京都中央区日本橋の第二種金融商品取引業「スプレマシーアセットパートナーズ株式会社」(代表取締役:東田武司)は1日、営業を停止し、同社が運用する匿名組合方式のファンドの組合員などの関係者に通知した。*1有価証券(みなし有価証券を含む)の募集・売出しの取扱い及び私募の取扱い業務を担っていた事業者「MTキャピタル合同会社」(同所、同代表)が2月26日に東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受け、経営破綻した*2ことにより、未払の手数料及び管理料を回収する見通しがなくなり、資金が不足する事態になったため、営業継続が困難になったと判断したとしている。

なお同日、証券取引等監視委員会は同社を検査した結果、同社が起債した匿名組合契約に基づくファンド「SAP24毎月分配型ファンド」に関して、同ファンドの資金管理口座から出勤された金銭が、事業パートナーである株式会社LIG(東京都千代田区神田司町)の経費、及び関連会社である「株式会社WARIKAN」(同所、同代表、2016年2月26日に破産開始決定*2)への送金に充てられるなど、流用されているにも係わらず、ファンドの私募の取り扱いを継続していたとして、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項に基づき、行政処分を行うよう勧告している。*3




*1:ご案内-スプレマシーアセットパートナーズ株式会社(PDF文書、Wayback Machineによる魚拓)
*2:個人投資家から資金を募り、パチスロ機を遊技場へレンタルする事業を展開する「WARIKAN」と、関連ファンドの営業会社「MTキャピタル」に破産開始決定 - infobird.xyz
*3:スプレマシーアセットパートナーズ株式会社に対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会

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