群馬県太田市のシステム開発「株式会社エス・エス・デー」が解散 澤藤電機の子会社、2017年に不正会計が発覚

官報(平成31年1月4日 号外第1号)によると、群馬県太田市の「株式会社エス・エス・デー」(代表清算人:町田宏史)は2018年12月31日に開催された株主総会の決議により解散していたことがわかった。今後、清算処理に移行し、2019年3月下旬頃に清算結了となる予定だという。

同社は1988年1月に設立されたソフトウェア開発会社。澤藤電機【6901】の電算室を分社化した会社で、日本アイ・ビー・エムや日本オフィスシステムと業務委託契約を締結し、生産管理システムなど基幹系業務システムの開発・運用・保守などを手掛けていた。

しかし、事業環境が悪化していたことや、2017年9月に仕掛品繰越残高の調整や実在するプロジェクト間の原価の付け替え・付け替え額の表示上の隠蔽、架空コードへの原価計上といった手口での不適正な会計処理が発覚したことから信用が失墜し、当時の代表取締役及び経理担当の常務取締役が辞任する事態となっていた。


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