広島県福山市の菓子製造・販売「協業組合浜だんな製菓」に破産開始決定


官報(第1023号)によると、広島県福山市の「協業組合浜だんな製菓」(代表理事:安保 達至)は7月7日、広島地方裁判所福山支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第101号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月13日午前10時20分、破産管財人には寺澤恵美弁護士(金浦法律会計事務所、広島県福山市三吉町4-2-5 マルシンビル3階、電話:084-982-8515)が選任されている。負債額は約1億3000万円。

同組合は1951年に向島(現:尾道市)において安保商店として創業し、1971年に協業組合となった和菓子・洋菓子の製造・販売を事業とする協業組合。福山市を中心に尾道市などに全5店舗を展開し、「かりんとう饅頭」「三島浮きしま」などの和菓子を中心に、クッキーシューや焼きプリン、誕生日ケーキなどの洋菓子も販売していた。また通信販売向けには「てごのほうび」の商品名で福山特産の保命酒やゆずを用いた餡入りのどら焼きなどを販売していた。

しかし近年は同業との競争激化のほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響による集客減が響き、資金繰りがひっ迫。資金繰りが限界に達したことから2023年6月をもって全店舗を閉鎖し、今回の事態となった。


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