新潟県新発田市の洋菓子店経営「株式会社双葉商事」に破産開始決定 新発田市最古の洋菓子店

画像はイメージです Generated by ImageFX

官報(第1030号)によると、新潟県新発田市の「株式会社双葉商事」(代表取締役:斎藤 正)は7月19日、新潟地方裁判所新発田支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第66号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月25日午前11時、破産管財人には石戸裕弁護士が選任されている。負債額は約5700万円。

同社は1973年10月に設立された洋菓子店経営会社。同市内で「ニューフタバ」の屋号で洋菓子店を2店舗経営するほか、新潟県立新発田病院の11階にも展望カフェを設けるなど事業を拡大。人気商品としてはフルーツ・黒糖・メープル・オレンジ・マンゴーなどの種類がある米粉100%のロールケーキがあるほか、季節のパイなどの焼菓子を提供していた。

しかし、コロナ禍においては感染拡大の影響で面会制限が発生した医療施設内にある展望カフェを中心に来店客数が大幅に減少。不採算となった店舗を閉店するなど固定費の削減などの施策を行っていたが、原材料費・光熱費の高騰により厳しい資金繰りを余儀なくされ、従業員の高齢化や設備の老朽化もあり、今後の見通しが立たないことから今回の事態となった。


コメントを投稿

コメントを投稿

削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。

Powered by Blogger.