三菱重工メカトロシステムズ、三菱重工食品包装機械を吸収合併へ グループ内における中小規模事業の体制強化の一環で

官報(6833号)によると、神戸市兵庫区和田宮通の「三菱重工メカトロシステムズ株式会社」(代表取締役:長島是)と名古屋市中村区岩塚町の「三菱重工食品包装機械株式会社」(代表取締役:浅倉秀和)は7月28日、三菱重工メカトロシステムズを存続会社とする吸収合併方式で合併すると発表した。本合併は三菱重工グループ内における中小規模事業の体制強化に向けた取り組みの一環で、技術力と営業力のシナジーを追求するとともに、業務の平準・効率化をはかっていくのを目的としている。なお、三菱重工メカトロシステムズの承認決議は平成28年9月12日、三菱重工食品包装機械の承認決議は平成28年9月16日を予定しており、効力発生日は平成28年10月1日を予定しているという。

三菱重工メカトロシステムズは2014年4月に三菱重工メカトロシステムズ(旧社・2009年10月設立)と三菱重工パーキング、三菱重工鉄鋼エンジニアリングの3社の経営統合により設立されたITS関連機器・油圧機器・産業用および一般用機械機器・立体駐車場設備などの開発・設計・製作・据付・試運転・運転保守およびアフターサービスを事業とする会社。設立時は機械・鉄構装置事業を担う会社であったが、2015年10月に油圧機器、11月にITS関連機器の製品事業を親会社の三菱重工業から移管され、現在に至っている。

三菱重工食品包装機械は2005年に三菱重工業の産業機器事業部の食品包装機械部門を分社し、サービス業務担当の株式会社R.S.Eと合併させることで設立された飲料用充填機やパウチ充填機・成型充填装置などの食品包装機械の製造・販売およびアフターサービスを事業とする会社。2007年に三菱重工業広島製作所のパッケージング機械部門、2010年に広島菱重エンジニアリング株式会社(現:三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社)の包装機械製造部門を統合して現在に至っている。

■関連リンク
食品包装機械事業を三菱重工メカトロシステムズに統合 中小規模事業の体制強化へシナジーを追求(三菱重工業株式会社、2016年7月28日)
http://www.mhi.co.jp/news/story/1607285776.html

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