ニプロファーマ、ニプロパッチを吸収へ 医薬事業に関するワンストップサービスの拡充が目的

官報(6833号)によると、大阪市中央区道修町の「ニプロファーマ株式会社」(代表取締役:小森健次)と埼玉県春日部市の「ニプロパッチ株式会社」(代表取締役:甲斐俊哉)はニプロファーマを存続会社とする吸収合併方式で合併することを発表した。本合併はニプロファーマを基幹とするニプログループの医薬事業に関するワンストップサービスの拡充および経営資源の調達および配分の効率化を目的としているという。なお、効力発生日は平成29年4月1日を予定しているという。

ニプロファーマは1948年8月に化学工業薬品販売業「菱山商会」として創業し、1950年7月に「株式会社菱山商会」として法人化した製薬会社。1963年3月に「菱山製薬株式会社」に商号変更後、1988年9月に株式会社ニッショー(現:ニプロ株式会社)と資本提携。ニプロの傘下企業となった後は、ニプログループにおける医薬品事業の基幹会社となり、ジェネリック医薬品や医薬品と医療用容器を組み合わせたキット製品、医薬品の受託製造を事業としている。また、ジェネリック医薬品においても水なしで服用できる「口腔内崩壊錠」や半錠に割って服用量を調整していた薬剤を従来の半量含有にして安全性や利便性を向上した「半量含有製剤」を開発するなど服用のしやすさや使い易さにこだわった「付加価値型ジェネリック」を生み続けているという。

ニプロパッチは1966年に「シンセン薬業株式会社」として設立されたパップ剤を中心とする医薬品の製造会社。設立当初から一貫してパップ剤の製造を主軸に置いている会社で、1969年に第一製薬(現:第一三共)と一手販売契約を締結し、第一製薬の「パテックス」の製造を開始。1970年には第一製薬のグループ会社となり、1991年には「埼玉第一製薬株式会社」に商号を変更するとともに、発毛剤「カロヤン」シリーズの製造を開始するなど、医薬品製造会社として業容を拡大していた。その後、第一製薬が三共と合併し第一三共となった後のグループ再編に伴い、全株式がニプロに譲渡され、2008年7月に現社名に商号変更していた。なお、株式譲渡に伴い第一三共との資本関係はなくなったものの、現在も「パテックス」や「カロヤン」シリーズの製造は同社が行っているという。

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■関連リンク
ニプロファーマ株式会社
https://www.np.nipro-pharma.co.jp/index.php
ニプロパッチ株式会社
http://www.nipro-patch.co.jp/

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