東京都新宿区の患者サービス企画・運営「株式会社アイシステムオフィス」ほか3社に破産開始決定

官報(6956号)によると、東京都新宿区西早稲田の「株式会社アイシステムオフィス」(代表取締役:前原大毅)と関連会社の「株式会社アイエスファーマシー」(同所、同代表)、「アイ・エル・エス株式会社」(同所、同代表)、「株式会社アイ・グループ」(同所、同代表)は2月2日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号はそれぞれ平成29年(フ)第656号、第657号、第658号、第659号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成29年5月8日午前10時、破産債権の届出期間は3月9日までとなっている。また、破産管財人には小笹勝章弁護士(笠井総合法律事務所、東京都中央区銀座3-11-18真帆ビル5階、電話:03-3546-2033)が選任されている。

アイシステムオフィスは1992年8月に「有限会社アイ・エス・オー」として設立された総合患者サービスの企画・運営会社。入院患者向けに、入院中に必要になる各種物品のレンタルサービスを行うほか、神奈川県愛甲郡と会津若松市にクリーニング工場を開設しての私物洗濯サービス、医療機関の売店・窓口業務の請負などを事業として展開していた。また近年は、大人用のおむつなどを中心とするサポート用品の通信販売サイト「アイショップWEB」の経営を行っていた。

関連会社の株式会社アイエスファーマシーは埼玉県所沢市に所在する医療機関「所沢明生病院」の近隣で調剤薬局を経営するほか、アイ・エル・エス株式会社は貸事務所事業を、株式会社アイ・グループは経営コンサルタントを事業として展開していた模様。負債総額はココヤクの報道*1 によると、4社の合計で約11億円となっている。


*1調剤薬局のアイエスファーマシーなど4社 負債計11億円で破産手続き(ココヤク、2017年02月14日(火)10時00分)

コメントを投稿

コメントを投稿

削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。

Powered by Blogger.