奈良県橿原市のニット製品製造「株式会社ビランニット」に破産開始決定

画像はイメージです Generated by ImageFX

官報(第1028号)によると、奈良県橿原市の「株式会社ビランニット」(代表取締役:福田 正一)は7月18日、奈良地方裁判所葛城支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第135号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月2日午前10時30分、破産債権の届出期間は9月1日迄となっている。また、破産管財人には中西達也弁護士が選任されている。

同社は1966年4月に創業し、1971年6月に法人改組したニット製品製造メーカー。横編ニット製品を編立からプレス・出荷まで一貫生産することができることを売りに大丸などの百貨店や通信販売業者を顧客として婦人用のセーターやカーディガンなどを製造・販売し、2014年5月期には約1億6800万円の年間売上高を計上していた。

しかし近年は新型コロナウイルスの影響により得意先である百貨店の業況が悪化し受注が激減。原材料費の高騰や価格転嫁の遅れなどから収益が悪化し、債務超過に転落するなど資金繰りがひっ迫する事態となっていた。


コメントを投稿

コメントを投稿

削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。

Powered by Blogger.