鳥取県東伯郡の旅館経営「有限会社花屋別館」に破産開始決定 創業100年超の老舗旅館 鳥取中部地震で経営悪化

官報（第7414号）によると、鳥取県東伯郡三朝町の「有限会社花屋別館」（代表取締役：藤井享）は12月11日、鳥取地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成30年（フ）第129号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年2月26日午後1時30分、破産債権の届出期間は平成31年1月10日迄となっている。また、破産管財人には瀬古智昭弁護士（鳥取あおぞら法律事務所、鳥取県鳥取市元魚町2-105 アイシンビル5階、電話：0857-25-4530）が選任されている。

同社は1916年に創業した旅館経営会社。三朝温泉においては老舗旅館として知られ、直径６ｍの水車が回る地下の大水車岩風呂を名物として事業を展開し、2012年7月期には約2億2000万円の年間売上高を計上していた。しかし、2016年に発生した鳥取中部地震により前述の水車を含む設備の破損が発生し、修繕費用が重荷となっていたほか、地震後の宿泊客の減少などから経営状況が悪化し、2018年8月26日をもって営業を終了。自己破産申請などの清算処理に移行していた。

三朝みすと 200g（温泉化粧水）【オンセンキレイ 無添加 ラドン泉 無香料 無着色 温泉ミスト】 価格：2160円（税込、送料別) (2019/1/21時点) 楽天で購入