同社は1988年7月に設立された不動産賃貸会社。バブル期に浜松市内に複数のビルを建設し、1990年8月には本社所在地に地上11階建ての「大発地所ビル(現:セキスイハイム鴨江小路ビルディング)」を建設したものの、1991年にバブルが崩壊。バブル崩壊以後は入居率が低迷するなど、厳しい経営を強いられていた。
物件開発にあたっては借入金に依存していたため、資金繰りの足かせとなっていたほか、返済遅延の発生などで物件が差し押さえられるなど、対外信用が失墜。このため、所有不動産を相次いで売却して債務の圧縮を図っていたが、物件の処理をほぼ終えた2012年以降は事実上事業実態がなくなっていた。2015年12月に解散登記され動向が注目されていたところ、3月27日に破産を申請したため、今回の措置となったという。

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