官報(第1037号)によると、埼玉県行田市の「行田染布株式会社」(代表取締役:櫨 秀和)は7月31日、さいたま地方裁判所熊谷支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第190号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月31日午前11時、破産管財人には林和芳弁護士が選任されている。

同社は1916年7月に創業し、1918年3月に法人改組した合資会社櫨染工場を前身として1949年6月に設立された染色整理業者。足袋などに用いられるコール天やベッチン生地の染色加工を専門とする業者で、専門分野である2種以外は綿織物の染色を行い、カジュアル衣料品メーカーなどに販売。2003年5月期には約3億5000万円の年間売上高を計上していた。

近年は国内でのアパレル生産が下火となるなか、CO2削減のための助成を受けて天然ガスにエネルギー源を転換したほか、産業用素材としての高分子コーティングを研究開発するため高分子加工レンジを導入するなど社内設備を一新するなどの大幅な設備投資を行っており、借入負担が重荷となっていた。