同社は1991年1月に佐世保市などの出資により設立された第三セクターで、中高年層の雇用確保を目的としており、清掃・警備を事業としていた。設立当初からハウステンボスの清掃・警備を請け負っていたが、同テーマパークの経営破綻や、その後の経営方針の転換などにより、請負件数が激減。2013年度以降はハウステンボスからの請負件数がゼロになるなど、厳しい経営を余儀なくされていた。
これを受け、佐世保市は2015年9月、市議会全員協議会において佐世保、長崎両市の3事業者に合計415万円で事業譲渡することを表明。10月1日付で事業譲渡が行われ、同社は解散にむけた手続きに入っていた。読売新聞の報道*1によると、昨年度末の累積赤字は約7400万円ほどとなっている。
*1:佐世保市3セク清掃警備会社、別会社に事業譲渡へ(讀賣新聞、2015年09月17日、archive.isによる魚拓)
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