官報(令和5年7月27日 号外第157号)によると、富山県射水市の「株式会社米田」(代表取締役:米田 文代)は7月13日、富山地方裁判所高岡支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第101号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月12日午前10時35分、破産債権の届出期間は8月24日迄となっている。また、破産管財人には谷口央弁護士が選任されている。負債額は約1億円。
同社は1947年8月に創業し、1954年7月に法人改組した米菓製造・販売を事業とする会社。富山湾で獲れるシロエビを使用したかき餅「しろえびかき餅」や「しろえび揚げかき餅」を主力商品とするほか、「手焼きしろえびかき餅」や「しろえびかき餅姿焼き」、同じく富山湾で獲れるホタルイカを使用した「ほたるいかかき餅姿焼き」といった贈答向け商品、冬季限定で杵搗き餅なども製造・販売していた。
特にシロエビを使用したかき餅は同社が発祥といわれており、当初は競合する製品もなかったことから1995年6月期には約2億5000万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は他社からも類似商品が発売されるようになると、売上が減少傾向に転じ、2022年6月期の売上高が約6000万円となるなど債務超過の状態となっていた。その後も原料コストの上昇や燃料費高騰など、業況回復の見通しが立たないなか、資金繰りが限界に達したことから今回の事態となったという。
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