官報(第1024号)によると、京都市伏見区横大路千両松町の「ソフテレック株式会社」(代表取締役:山川 豪)と関連の「山川精練加工株式会社」(同所、同代表)の2社は7月11日、京都地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第586号及び第587号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月11日午前10時、破産債権の届出期間は8月22日迄となっている。また、破産管財人には黒澤誠司弁護士(京都法律事務所、京都府京都市中京区御幸町通丸太町下ル 御幸町ビル5階、電話:075-256-1881)が選任されている。
ソフテレックは帝人【3401】の出資により2000年3月に設立された融雪資材メーカー。帝人が生産・販売していた発熱繊維「ソフテレック®」事業を承継する形で事業を開始した会社で、橋梁や車道、歩道、駐車場、高速道路などのロードヒーティングや電気式融雪ゴムマット、屋根融雪・雪止めパネルを製造し、施工も行っていた。京都府に本社・工場、新潟県と宮城県に営業所を有し、高架橋車道や河川橋車道、高速道路、トンネル抗口など主に官公庁が発注、大手ゼネコンが受注する工事においてロードヒーティング工事を手掛けていたが、遠隔地での施工が多かったため採算性が悪く、公共工事の減少に伴い資金繰りが悪化していた。
関連の山川精練加工は1959年8月の設立。ファイバー加工やウィッグの製造を手掛けており、帝人の協力会社でもあった。その縁で発熱繊維「ソフテレック®」の生産体制の確立及び建設・土木分野でのより専門的な取り組みが必要と判断した帝人が生産販売を含む同繊維に関連する全事業を同社に譲渡したことからソフテレックの設立に至った経緯がある。ソフテレック設立後はソフテレックに対する貸事務所業及び産業用機械器具賃貸業に事業転換していたため、連鎖した。
なおソフテレック®に関する事業は2023年4月以降、ヤスダエンジニアリング(大阪市)により展開されている模様。
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■関連リンク
ヤスダエンジニアリング株式会社ソフテレック事業部
https://www.softelec.jp
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