官報(第1015号)によると、東京都千代田区神田錦町の「WPCコーポレーション株式会社」(代表取締役:菊池 武恭)は6月28日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第3668号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月22日午後2時、破産債権の届出期間は7月26日迄となっている。また、破産管財人には乙井秀式弁護士(LM虎ノ門南法律事務所、東京都港区虎ノ門1-15-12 日本ガス協会ビル5階、電話:03-3502-6226)が選任されている。
同社は2004年9月に設立された木材プラスチック再生複合材メーカー。群馬県伊勢崎市に再生材成型工場を持ち、木材工業で排出される廃材・木屑を微粉化したものと廃プラスチックを主原料とする木材プラスチック再生複合材「STERRAWOOD(ステラウッド)」及び「EINWOOD(アインウッド)」を製造・販売していた。
木の質感を持ちながら色褪せなどの劣化や腐食などが発生しない特長を持ち、デッキ材やサイディング材、ルーバー材を展開。2018年7月には英国法人を設立するなど海外展開にも積極的で、アラブ首長国連邦の高級ホテル「ジュメイラエティハッドタワー」のプールデッキに採用されるなど国内外の高級コンドミニアムや高級ホテル、邸宅などに使用された実績を誇っていた。
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