官報(第1039号)によると、広島市南区皆実町(登記簿上:広島市南区比治山本町)の「株式会社コマエ写場」(代表取締役:福間 功市)と関連の「株式会社シャイン」(広島市東区矢賀、同代表)及び「株式会社プロフェッショナルフォトサービス」(同所、同代表)の3社は8月1日、広島地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第599号・第600号・第601号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年11月14日午後2時、破産管財人には舩木孝和弁護士が選任されている。負債額はコマエ写場が約9億円、シャインが約14億円、プロフェッショナルフォトサービスが約1億円の3社合計で約24億円。
コマエ写場は1926年12月に古前写真館として創業し、1970年4月に法人改組した写真館業者。比治山の本店のほか、百貨店や商業施設、ホテルなどに「コマエ写場」「フォーカスワン」等の屋号で支店・写真室を設けており、婚礼写真・婚礼ビデオ撮影・商業写真・七五三や入園入学・成人式などのスタジオ撮影などを手掛けていた。広島商圏内においては最大規模を誇る写真館で、関連会社・関係会社には結婚式場の運営や婚礼写真撮影部門、カラー現像プリントなど、同社の部門別にグループを形成。2015年6月期には約11億4000万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は同業他社との競争激化に加え、新型コロナウイルスの影響による婚礼機会の減少により主力のブライダルフォト事業が低迷するなど、大幅に業況が悪化。資金繰りが限界に達したことから7月末に事業を停止し、今回の事態となった。
シャインは2000年7月に設立された結婚式場の経営会社。JR矢賀駅直近に「ベルフリーガーデン」、山口県光市の室積海水浴場近隣に「マリーズヴィル光」の2箇所の結婚式場を展開。関係会社のコマエ写場などと連携して事業を展開していた。しかし近年は新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言や移動・外出の抑制政策により稼働率が大幅に低下。ウィズコロナ期となって以降、完全貸切型のプランを展開するなどテコ入れを図ったが奏功せず、今回の事態となった。
プロフェッショナルフォトサービスは1978年4月にコマエ写場のカラー写真の現像・プリント処理部門を独立させる形で設立された会社。同グループにおける現像処理などの研究開発部門として機能していたほか、コマエ写場から写真・ビデオ撮影を請け負っていたことから同社の破綻に連鎖した。

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