官報(第1030号)によると、広島市中区大手町の「株式会社良品住宅」(代表取締役:山根 智行)は7月20日、広島地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第509号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年11月14日午前11時、破産管財人には大橋弘美弁護士が選任されている。負債額は約1億円。
同社は2012年6月に個人創業し、同年9月に法人改組した不動産仲介業者。広島県内における不動産の売買・賃貸の仲介や地場マンションデベロッパーの分譲マンションの販売代理をメインに、オーダーメイド型の注文住宅やリフォーム・リノベーション工事、和風創作串揚げ店『串揚げ家良し』などの飲食店経営も手掛けていた。
しかし近年は不動産需要の低迷や新型コロナウイルスの影響による飲食店の集客数減から業況が急速に悪化。急速な感染拡大が落ち着いた後もコロナ前ほどには集客が回復しなかったため、厳しい経営を余儀なくされていた。

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