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官報（第1030号）によると、東京都調布市（登記簿上：東京都杉並区和泉）の「古田ガラス株式会社」（代表取締役：古田 光一）は7月19日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第4213号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月13日午後2時、破産債権の届出期間は8月16日迄となっている。また、破産管財人には小川義龍弁護士が選任されている。負債額は約3億8000万円。
同社は1925年11月に創業し、1949年11月に法人改組したガラス工事業者。東京都を中心とする1都3県を営業エリアとして、大手・準大手ゼネコンを得意先としてオフィスビルやマンション、商業施設などのガラス設置工事や鏡類の取付工事を手掛けていた。ピーク時には約7億円ほどの年間売上があったが、同業との競争激化などで受注には波があり、2022年10月には杉並区に所在する本社ビルを売却して調布市に移転する事態となっていた。その後も資材価格・人件費の高騰により採算性が悪化し、今後の見通しが立たないことから2023年6月に事業を停止し、事後処理に移行していた。
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