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官報(第1060号)によると、東京都千代田区麹町の「株式会社長岡火力発電所」(代表清算人:荒木 秀輝)は8月31日、東京地方裁判所から特別清算の開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(ヒ)第2054号。負債額は約6億1000万円。

同社は2015年10月に東京都品川区で設立された火力発電所の運営事業者。投資ファンドの出資により設立された会社で、2016年4月に発電所の建設を開始し、2018年7月に稼働を開始していた。同発電所は日本で最大の天然ガス生産量を誇る「南長岡ガス田」からパイプラインを引く日本産の天然ガス100%の火力発電所として注目を集め、発電した電力は全量を新電力大手のF-Power(エフパワー)が買い取っていた。

しかし、2021年3月に売電先であったF-Powerが会社更生法の適用を申請し経営破綻したことで建設時の借入金の返済計画が頓挫。そのため、2022年9月30日付でエネルギー大手シェルの子会社であるシェルオーバーシーズホールディング社に同発電所を売却していた。同時に会社分割により設立した新会社「長岡パワージェレーション株式会社」(同所)に事業を譲渡し、同社は事後処理に移行。2023年6月に株主総会の決議により解散し、今回の事態となった。