同社は1948年に図書共販として創業した書籍取次業者。店主であった不退栄一氏が岩波書店の創業者と親交があったことから1949年5月に京都方面の岩波図書専売店としての営業を開始。岩波書店の書籍は基本的に返本が不可能な買い切り制を採用しているが、同社が書籍を買い切り、他の書店に取り次ぐ形を採用することで、小売書店や大学生協などによる岩波書店の取扱いを容易にしていた。しかし、近年は本離れのほか、電子書籍が普及してきたことなどから採算が悪化したため、2018年10月31日をもって事業を終了し、事後処理に移行していた。
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