東京都千代田区神田神保町の書店経営「有限会社信山社」に破産開始決定 「岩波ブックセンター」の経営会社
信用調査大手の帝国データバンク、および東京商工リサーチによると、東京都千代田区神田神保町の「有限会社信山社」(取締役社長:白井潤子)は11月25日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成29年2月24日午前11時で、破産債権の届出期間は12月26日までとなっている。また、破産管財人には和田一雄弁護士(山近・矢作法律事務所、東京都千代田区有楽町1-13-1第一生命館内、電話:03-3215-5410)が選任されている。負債総額は帝国データバンクによると、債権者約28名に対し約1億2732万円とのこと。
同社は2000年8月に設立された書店運営業者。岩波書店が刊行する新刊本および流通している既刊本をすべて取り扱っていることを最大の強みとする専門書店「岩波ブックセンター」を運営していた(同社と岩波書店との間に資本関係はない)。また、「ブックメイド」の屋号で自費出版サービスを展開していた。
しかし、近年の出版不況により慢性的な業績低迷に悩まされており、毎期欠損計上を余儀なくされていた。また、財務体質が脆弱なため、債務超過の状態を脱することが出来なかったという。こうしたなか、2016年10月12日に代表取締役会長の柴田信氏が逝去したため、事業継続が困難となり、11月23日に店舗営業を停止し、今回の措置となったという。
同社は2000年8月に設立された書店運営業者。岩波書店が刊行する新刊本および流通している既刊本をすべて取り扱っていることを最大の強みとする専門書店「岩波ブックセンター」を運営していた(同社と岩波書店との間に資本関係はない)。また、「ブックメイド」の屋号で自費出版サービスを展開していた。
しかし、近年の出版不況により慢性的な業績低迷に悩まされており、毎期欠損計上を余儀なくされていた。また、財務体質が脆弱なため、債務超過の状態を脱することが出来なかったという。こうしたなか、2016年10月12日に代表取締役会長の柴田信氏が逝去したため、事業継続が困難となり、11月23日に店舗営業を停止し、今回の措置となったという。