官報(6778号)によると、東京都大田区大森南の「ケイエム観光バス株式会社」(代表取締役:太田晴久)と東京都足立区西伊興の「ニュー東京観光自動車株式会社」(代表取締役:畑幸男)は合併することを発表した。存続会社はケイエム観光バスとなっている。

ケイエム観光バスは2009年(平成21年)3月に国際自動車グループの持株会社化に関連してバス事業を分社化する形で設立されたバス事業者。貸切バス119台、乗合バス14台を保有しており、東京地域においては大手のバス事業者。高級観光バスの導入に積極的なことが特徴で、一時は同社の象徴ともなったハイグレード観光バス「ロイヤルサロンカー」シリーズだけで60台を保有するなどしていた。1995年に旧・藤田観光自動車を吸収合併するなど業容拡大にも積極的で、レインボーブリッジを通過する路線バスとして有名な「お台場レインボーバス」と「kmフラワーバス」の運行事業者でもある。

ニュー東京観光自動車は1953年(昭和28年)6月にニュー東京観光バスとして営業を開始し、1957年(昭和32年)2月に法人を設立した観光バス事業者。観光バス54両を保有する観光バス事業者であるとともに、「ポニーツアー」の屋号でハイキングや登山などの旅行企画・販売を行う観光事業者で、1967年(昭和42年)10月に名鉄東京観光バス、東京名鉄タクシーの2社と合併し、ニュー東京観光バス株式会社に商号を変更(タクシー事業については1975年2月に第二国際タクシーに営業権を譲渡)。1999年2月に現商号に変更後は現所在地に本社を移転、2012年6月にケイエムグループの傘下に入っていた。



関連リンク
ケイエム観光バス株式会社
https://www.km-bus.tokyo/