三重県伊勢市の老舗造船会社「有限会社出口造船所」に破産開始決定 天保年間創業、FRP船のパイオニア
官報(平成29年3月2日 号外第42号)によると、三重県伊勢市の「有限会社出口造船所」(代表取締役:出口明)は2月17日、津地方裁判所伊勢支部から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成29年(フ)第6号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成29年5月10日午前10時15分、破産管財人には室木徹亮弁護士(三重綜合法律事務所、三重県津市丸之内養正町4-1森永三重ビル2階、電話:059-229-6660)が選任されている。
同社は1971年に設立された造船会社。天保年間に創業したとされる老舗で、1933年頃には大阪方面で近海航路用の大型木造船の建造を行っていたが、第二次世界大戦中の企業合同により一時、有限会社伊勢造船所として戦時標準型貨物船の建造を行っていたという。
終戦後、伊勢造船所を解散し、出口造船所として再度創業。主に木造の漁船や貨物船などを建造していたが、造船用木材の不足による材料費の高騰などを受け、FRP素材を用いたFRP船を硝子会社と共同で開発。1965年頃から量産を開始していた。その後、船種の多様化に対応することを目的に有限会社として法人化したのが同社で、近年は主にフィッシングクルーザーなどを中心に建造していたが、漁業従事者の高齢化などにより受注が減少したため、事業継続を断念せざるを得なくなったという。
同社は1971年に設立された造船会社。天保年間に創業したとされる老舗で、1933年頃には大阪方面で近海航路用の大型木造船の建造を行っていたが、第二次世界大戦中の企業合同により一時、有限会社伊勢造船所として戦時標準型貨物船の建造を行っていたという。
終戦後、伊勢造船所を解散し、出口造船所として再度創業。主に木造の漁船や貨物船などを建造していたが、造船用木材の不足による材料費の高騰などを受け、FRP素材を用いたFRP船を硝子会社と共同で開発。1965年頃から量産を開始していた。その後、船種の多様化に対応することを目的に有限会社として法人化したのが同社で、近年は主にフィッシングクルーザーなどを中心に建造していたが、漁業従事者の高齢化などにより受注が減少したため、事業継続を断念せざるを得なくなったという。
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