官報(平成29年3月2日 号外第42号)によると、東京都豊島区東池袋の「株式会社エクスクウェイド」(代表取締役:合原和也)と関連会社の「株式会社クレイソフト」(東京都豊島区南池袋、同代表)は2月15日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号はそれぞれ平成29年(フ)第883号、第579号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成29年5月18日午後2時30分、破産債権の届出期間は3月15日までとなっている。また、破産管財人には弓削田博弁護士(小林・弓削田法律事務所、東京都港区赤坂2-10-5赤坂日ノ樹ビル8階、電話:03-3568-8410)が選任されている。

同社は同社代表が慶應義塾大学に在籍していた2009年10月に設立されたモバイルソーシャルアプリの開発会社。当初はアプリの受託開発を行っていたが、2012年3月に『ギルドサマナー』をリリースし、自社企画・開発に参入。その後も『恋するペットとカレのヒミツ』(プラットフォーム:アメーバ)をリリースしたほか、『百神~ヒャクカミ~』(開発:ジークレスト)のGREE版の運用を行うなどの事業を展開していた。

関連会社のクレイソフトは2015年8月に設立されたスマートフォン向けゲームアプリの開発会社。テーブルトークRPG「ソード・ワールド2.0」をベースとしたゲームアプリ『ソード・ワールド2.0 サウザンドブレイブ』を同年10月にリリースしていたが、リリース時においてゲームが進行不能となるバグが未解決であったりと未完成ぶりが露呈し、Google Play上のレビューの平均点も1.5と酷評されていた。結局、同アプリはリリースから約1年後となる2016年9月30日をもってサービス終了となっている。