官報(平成29年2月28日 号外第39号)によると、東京都八王子市の「株式会社青木能率研究所」(代表清算人:青木博明)は平成29年2月27日に開催された株主総会の決議により解散していたことが分かった。

同社は1970年代に創業したガス暖房機器の製造・販売を事業とする会社。独自に考案した輻射式の遠赤外線ガスストーブ「ニューラジアント」を製造。同製品は1979年に『婦人之友』に紹介されるなど、燃費の良い暖房器具として話題となり、製造開始から2010年10月までの累計で約12000台ほど製造されていた。しかし、その後は製造部品の調達が困難となったため、新規受注を休止し、購入者に対するアフターサポートを事業として展開していたが、結局、部品の調達は出来なかった模様で、2015年頃に製造再開を断念していた。