北九州市門司区の総合建設業「株式会社石山組」に破産開始決定 建設業許可申請時の虚偽申告が発覚し許可取消
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官報(第1004号)によると、北九州市門司区下二十町の「株式会社石山組」(代表取締役:石山 康晴)は6月9日、福岡地方裁判所小倉支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第279号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月26日午後3時、破産管財人には荒木勉弁護士(田村・荒木法律事務所、福岡県北九州市小倉北区金田2-2-5 以和貴金田Ⅱ702、電話:093-592-2493)が選任されている。
同社は1979年に設立された総合建設業者。土木工事、特にトンネル工事に強みを持ち、九州・中国地方の鉄道トンネルなどの工事を九鉄工業などと共同企業体を組んで施工していた。しかし、2017年に当時の同社代表が建設業の許可申請において、実際には雇用していない者を専任技術者として申請し、福岡県から特定建設業の許可を受けたことが発覚し、福岡県警に建設業法違反(虚偽申請)容疑で逮捕されたことで信用が失墜。2018年10月31日には建設業許可取消処分を受けたことから今回の事態となった。
山崎 エリナ(著)
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