EBUT、透析患者・透析予備軍向け低カリウムキャベツ「よかべじ」を発売 特許製法で生でも美味しく

株式会社EBUT（埼玉県所沢市）は9月、茹でこぼし不要な低カリウムキャベツ「よかべじ」を発売した。1個100gの5個パックと10個パックがあり、販売価格（税別、送料無料）はそれぞれ2,980円と4,980円。

「よかべじ」は透析治療中、または透析予備軍と言われている腎臓病の患者向けに開発された低カリウムキャベツ。これまでの低カリウム野菜は、調理時に細かく、または薄く切り、茹でるといった工程によるカリウムの低減を行ったり、野菜工場での水耕栽培により、あらかじめカリウムを低減させたものが用いられている。しかし、これらは露地栽培の野菜と比較すると、やはり味の面では劣るといわれている。

そこで、自身も透析患者である「よかべじ」の考案者 相良信治 氏が実験と研究を重ねた結果、野菜に穴をあけて超音波を当て、振動によりカリウムを溶出させる特許技術（特許第6403124）を開発。「よかべじ」はこの技術を用いて、群馬県で露地栽培されたキャベツを加工することで、生で食べてもおいしい低カリウムキャベツの製造に成功したとしている。

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