官報(第1016号)によると、埼玉県草加市の「株式会社リアルウッド」(代表取締役:本木 隆志)と関連の「株式会社リアルサービス」(同代表)は6月28日、さいたま地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第883号・第884号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年11月20日午前10時50分、破産管財人には堀口泰之弁護士(埼玉第一法律事務所、埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-210 鈴木ビル4階、電話:048-783-2136)が選任されている。
リアルウッドは1985年7月に設立された住宅建築会社。設立当初はアイフルホームのフランチャイズとして事業展開していたが、1995年にユニバーサルホームのフランチャイズに転換。注文住宅の受注を主力に一部分譲住宅の販売も手掛けていた。創業時から埼玉県・茨城県・千葉県・東京都を中心に延べ5,000棟以上の引き渡し実績を誇り、2005年3月期には約29億1000万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は東日本大震災の影響による市場低迷や競争激化による受注減から債務超過に一時転落。資産売却など債務圧縮を行っていたが、ウッドショックに伴う原材料費の高騰から採算も悪化したことから今後の見通しが立たなくなったことから今回の事態となった。関連のリアルサービスは地盤改良工事やアフターメンテナンスを手掛けていたが、連鎖した。

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