官報(令和3年4月1日 号外第77号)によると、東京都港区の「極東ロシアガス事業調査株式会社」(代表清算人:猪股 和彦)は4月1日、法人を解散したことがわかった。
同社は2010年12月に伊藤忠商事【8001】、石油資源開発【1662】、丸紅【8002】、国際石油開発帝石【1605】及び伊藤忠石油開発株式会社(東京都港区)の共同出資により、ロシア国営ガス会社ガスプロム【MCX:GAZP】との間で実施されたロシアのウラジオストク市周辺における天然ガス利用プロジェクトのFS(共同事業化調査)のために設立された会社。*1
FS自体は2012年頃に終了し、その成果を元に2012年6月24日に経済産業省とロシア連邦エネルギー省との間でウラジオストクLNGプロジェクトに関する協力の覚書に署名するなど、プロジェクトが進行していたが、対中輸出やサハリン地域におけるプロジェクトの供給余力などの問題からプロジェクトは停滞状態にあったという。
*1:ウラジオストクにおけるLNG共同事業化調査実施に合意(伊藤忠商事株式会社、2011年4月26日)
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。