大和ハウス工業【1925】は4月9日、広島市西区の複合商業施設「ALPARK(アルパーク)」について、大規模リニューアルを実施すると発表した。総工費は約90億円で、2023年春の全面リニューアルを予定している。
アルパークは1990年に三井不動産が開発した地域密着型の複合商業施設で、同社が2019年5月に西棟と東棟を取得し、現在はグループ会社の大和情報サービスが運営を行っている。近年は近隣にイオン系列のアウトレットモール「ジ・アウトレット広島」やイズミが運営する複合商業施設「LECT」が開業したことから競争力が低下している状態にあり、築年数も30年を経過し、設備の老朽化がみられることから今回、設備や内装更新を兼ねた大規模リニューアルを実施することになった模様だ。
今回のリニューアルでは「日常生活への密着」を施設コンセプトとし、地域のお客さまが気軽に、便利に、日常のちょっとしたショッピングにも対応できる地域に根ざした施設づくりを行う。メインターゲットを30代から40代のファミリー層とするほか、すべての世代のデイリーユーザーにも利用勝手が良く楽しんでもらえるショッピングセンターとして、西棟は生活雑貨やファッション、カフェ、フードコート、スーパーマーケットなど約40店舗が新規開業する予定で、東棟の既存店舗含めて総店舗数は約160店舗となるとしている。
■施設概要
名称:「ALPARK(アルパーク)」
所在地:西棟:広島県広島市西区井口明神1丁目10-133他
東棟:広島県広島市西区草津新町2丁目9-75他
事業主:大和ハウス工業株式会社
運営・管理:大和情報サービス株式会社
敷地面積:約36,200㎡
延床面積:162,885㎡[49,273坪](西棟:79,537㎡[24,060坪]、東棟:83,338㎡[25,210坪])
店舗面積:
【リニューアル前】西棟:40,492㎡(12,249坪)、東棟:30,776㎡(9,310坪)
【リニューアル後】西棟:28,049㎡(8,485坪)、東棟:30,833㎡(9,327坪)
区画数:
【リニューアル前】西棟:1区画、東棟:134区画
【リニューアル後】西棟:約40区画、東棟:約120区画
駐車場台数:1,856台(西棟969台、東棟887台)
事業主体:大和ハウス工業株式会社
施設運営管理:大和情報サービス株式会社
営業時間:
物販店舗:10:00~20:00まで(一部店舗は除く)
グルメ&フード:8:00~23:00まで(一部店舗は除く)
売上高目標:約300億円/年(リニューアル後)
来場数目標:1,200万人/年(リニューアル後)
改修等費用:約90億円
改修内容:内装新設、外装美装・修繕、設備更新等
リニューアルオープン日:2023年春全面リニューアルオープン
(西棟:2022年春、東棟:2021年末から順次リニューアルオープン)
ホームページ: https://www.alpark.jp/
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