官報(令和3年4月1日 号外第77号)によると、東京都文京区の「株式会社セントヒルズ」(代表清算人:齊藤 滋久)は令和3年2月5日に開催された株主総会の決議により解散したことがわかった。
同社は1972年9月に設立されたホテル経営会社。設立当初は貸駐車場業として事業を展開していたが、1997年4月に文京区湯島にビジネスホテル「お茶の水セントヒルズホテル」(地上9階建、総部屋数150室)を開業。JR御茶ノ水駅から徒歩5分の立地ながら都内にしてはリーズナブルな価格設定だったこともあり、観光客のほかビジネスユースも多く、2008年7月期には約3億5000万円の年間売上高を計上していた。
近年は設備の老朽化による全館リニューアル工事を2005年に終了させたほか、東京オリンピック2020の開催に向け、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言期間中の2020年5月にエアコンの交換工事を完了。2020年6月19日に営業を再開していた。しかし、その後も新型コロナウイルスの感染が終息しなかったことなどから事業継続の見込みが立たないとして、2020年8月31日に同ホテルの営業を終了して閉館していた。なお、ホテルと隣接する駐車場は野村不動産が取得し、2021年2月に解体工事に着手している。
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。